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■初めてのフライライン選び
[フライフィッシングの道具]
ルアーフィッシングの場合はリール→ライン→ルアーでしたが、フライフィッシングの場合は、リール→バックライン→ライン→リーダー→ティペット→フライとやや複雑になります。また、フライフィッシングのラインはルアーフィッシングのラインとは性質が異なりフライラインは、重量の軽いフライを飛ばすために作られたキャスティング専用ラインのことをさします。また、用途にあわせて様々なタイプの物があります。このページでは簡単ではありますが、初心者でも分かり易くフライラインの選び方を説明します。

 

■どのようなフライラインを買えば良い?
 フライラインの先端の形状タイプですが、管理釣り場で使う分にはウェイトフォワード(WF)というタイプを購入するのが良いでしょう。これは重量が前にあるので初心者でも飛ばし易い設計になっています。
 管理釣り場の釣りに使うフライラインの重さは最初は#5を目安に購入しましょう。あまり軽いと遠くに飛ばず、重すぎるとループが難しくなります。
 材質は初心者のうちはインジケーターの釣りとなりますのでフローティング(F)が良いでしょう。
 カラーは何色でも構いませんが、迷ったら管理釣り場で多くの方が使っている蛍光オレンジ色にしましょう。理由はどの状況下でも視認性が良いことが挙げられます。

■ラインの記号の読み方と種類は?
【形状】
フライラインは用途によってラインの両端の形状が特徴づけられています。管理釣り場で主に使われる形状はウェイトフォワード(WF)と呼ばれているもので、このフライラインは片方の先端に行くにしたがい段々と太く(重く)作られています。これによりラインの先端が遠くに飛ぶような仕組みになります。
ラインのテーパー
記号の意味
L(レベル=水平)
最初から最後まで水平のライン、取り扱いが難しいが安価。あまり使われない。
DT(ダブルテーパー)
両端にテーパーがついているライン。渓流向き。片方が傷んだらひっくり返して使える。
WF(ウェイトフォワード)
管理釣り場では一般的。距離をとりたい時に使うライン。初心者のうちは使い易い。
SWT(ソルトウォーターテーパーライン)
ソルトウォーター用。ここでは省略。
ST(シューティングテーパーライン)
超遠投用。9m幅のライン。ここでは省略。

【重さ】
 フライラインの重さは簡単にいうと9mあたりの重さで表記します。 #5以下が管理釣り場での一般的に使われているものです。初心者のうちは#5番が手頃な重さなので練習するには良いでしょう。なれてきたらだんだん#4、#3と落としていってみましょう。
ラインの重量(#)
使う状況
#3(約6.5g/9m)
#4でも反応しない繊細な魚を相手にする時。
#4(約7.8g/9m)
主にドライフライで極小のフライを飛ばすとき。
#5(約9.1g/9m)
スタンダード。渓流、管理釣り場での標準。
#6(約10.4g/9m)
スタンダード。やや重いため投げ易い。
#7(約12.0g/9m)
ウェットフライや大きめのドライフライを投げる場合。
#8(約13.4g/9m)サケ釣りとかソルトの大物用くらい。

【材質】
ラインの重量(#)
使う状況
フローティング(F)
コーティングに気泡を含み水に浮く。ドライフライ、インジケーターニンフィング等、表層の釣りに最も一般的に使われる。 キャスティングしやすいので初心者向き
シンキング(S)
ストリーマや、ウェットフライを沈めて釣るときに使用する。沈む早さには、いくつかの種類があり、T〜Wのローマ数字で表される。
シンクティップ(F/S)
先端部数メートルがシンキングで残りはフローティングになっているライン。先端部以外は水に浮くため、メンディングやピックアップがやりやすい。

【読み方の例】
例)○○○ WF - 5 - F ORANGE
「ウェイトフォワード」の「#5番」の「フロート」カラーは「オレンジ色」という意味

■バックラインって何ですか?
・バックライン(バッキングライン)はラインとリールを繋ぐ丈夫で細いラインです。フライラインは30ヤード前後(約27m)が一般的な長さですのです。管理釣り場ではなかなかフルライン出すことはありませんのであまり役にたつ機会はありませんが、大物が掛かって走られた際には必要になる場合もありますので、必ず購入しておきましょう。

■リーダー(テーパーリーダー)って何ですか?
フライラインではさすがに魚へのプレッシャーが大きすぎるので、フライとフライラインを繋ぐ役目としてリーダー(テーパーリーダー)を使います。テーパーリーダーはフライに伝える力を徐々に減らしていく事で静かにフライを落とすことを目的としています。最初のうちはナイロン製のノットレステーパーライン(←→ノッテッドテーパーライン(省略))でまったく問題ありません。価格は市販価格で250円くらいです。最初は5Xを購入しておきましょう。また、リーダーが長いと最初のうちはライントラブルの元になるので、普通の長さのものを購入しましょう。
 また、最初のうちは市販ナイロンテーパーラインにフライ直結でもいと思いますが、付け替えたりしていくうちにどんどん短くなりますので、ティペット(継ぎ足しライン)を購入しておくといいかもしれません。継ぎ足し方は「ノットを覚えよう」にて記載してあります。これも5Xを購入しておくといいでしょう。
記号フックサイズ
0X(太い)

0〜6(大)

1X2〜8
2X4〜10
3X6〜14
4X8〜16
5X10〜18
6X12〜20
7X14〜24
8X(細い)16〜28(小)

■その他に購入の際の注意はありますか?
・フライの場合、システムバランスが重要ですので竿、リール、ラインの番手の数値は必ず合わせるようにしましょう。(管理釣り場の初心者は#5番前後を基本に揃えましょう。)


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