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イワナ

[ 対象魚]
サケ科イワナ属 ニッコウイワナ ヤマトイワナ アメマス ゴギ
【亜種】オショロコマ 【輸入】カワマス(ブルックトラウト)など
イワナは夏でも水温が15度以下にしかならないような標高の高い渓流に棲む魚です。イワナの分布は中部以北、南西部の生息限界は中国地方の山間部とされています。各水系や地域ごとに特徴があります。イワナは「岩魚」という字の通り、岩陰に隠れてエサを待つ習性があります。警戒心も強くあまり瀬には出てきません。背中は黒っぽく、腹部は徐々に黄色みがかってきます。全体的に白い斑点があり側線に赤く小さい斑点が散っています。
 ルアーフィッシングはミノーイング。フライフィッシングはニンフ等の沈む系が良いでしょう。
 

背中に白い斑点が特徴

攻略ポイントや釣り方
<ポンド・止水>
イワナを狙うのであれば、カケアガリや湖底の岩まわりの底引きがセオリーです。また流れが急な所よりは緩やかな所を好むようです。また上流にのぼっていく習性があるので流れのある付近に集まる傾向があります。
またアクションのある動きを好み、ミノーイングに対して高い興味を示します。
<渓流・流水>
ズバリ、石の後ろ側の流れが緩む所が好ポイントとなります。また、上流にのぼっていくイワナの性質上、滝の下はイワナが溜まります。 @白アワの中にいる事もあります。 AB沈み石の下流側は絶好のポイントです。多少早く巻いたり、大きめに誘ってもイワナはダッシュが早いので大丈夫です。Aは石を狙って石の上を川の流れを利用してわざと流しています。

状況
セオリー
放流直後
身を岩陰に隠して捕食する習性があるため、放流直後でもルアーフライともにすぐには釣れない場合もありますが、基本はアクション性が高い動きでアピール。
朝・夕まづめ

イワナが捕食する時間帯ですのでチャンスゾーンです。ルアーの場合は、ボトムを探れるクランクや、流れがある場所で岩陰のミノーイング。フライは流せるフライが良いでしょう。

晴天
やや厳しい状況。日陰になっている部分の岩陰を丹念に探りましょう。
曇り・雨
比較的良い状況。流れの筋の岩陰やボトムを丹念に探る。

イワナは大きい魚から釣れると言われています。流れに対してもっとも良いポイントにリーダーが付くようです。
警戒心が強く、岩の隙間にへばりつく事も多く、どうしても根がかりが多発します。ルアー・フライともにお気に入りのものは複数用意していきましょう。

イワナの仲間たち
名称
特徴
アメマス(エゾイワナ)
サケのように海へ降りる降海型と、一生海には降りない陸封型アメマス(エゾイワナ)がいます。降海するものは1年半を生まれた川で育ち、5〜6月ごろ海に入ってきます。あまり沖にはでず、沿岸付近を回遊します。9月頃再び川にもどり、また春に海に出ます。3〜5年後の10月頃、産卵するために遡上します。北海道でゲームフィッシュとして人気。
【学名】 Salvelinus leucomaenis
【英語】 White-spotted char, Japanese char
オショロコマ
日本では北海道にのみ生息し、川の最上流部に住み、一生を淡水中ですごすものがほとんどで体長15〜20cm程度まで育つ。中には降海するものもいる。サケ科の中では最も底住性が強い。イワナより白点がちいさく、朱い斑点が3列千鳥に並んでいる。語源はアイヌ語のオソル・コ・オマ(特殊な岩魚)
【学名】 Salvelinus malma malma
【英語】 Dolly Varden(ドリバーデン)
ニッコウイワナ
管理釣り場で放流されているイワナ。白い斑点と朱色〜赤色の斑点が特徴。
【学名】 Salvelinus leucomaenis f. pluvius
【英語】 Japanese char
ヤマトイワナ 富士川から琵琶湖東岸までの太平洋側の源流に生息する。ニッコウイワナにくらべ白点が少ないかわりに朱い斑点が多め。
【学名】 Salvelinus leucomaenis f. japonicus
【英語】 Japanese char
キリクチ 純粋な種は奈良県十津川水系の上流部のみ生息すると言われている。口が大きく、目より後ろまで口元が切れ込んでいるため「切り口」という名がついたようだ。東アジア地域最南限のイワナ個体群として奈良県天然記念物指定されている。捕獲は原則できない。
【学名】 Salvelinus leucomaenis f. japonicus(ヤマトイワナの地域個体群)
【英語】 Japanese char
ゴギ 山陰地方の呼び名。背中に虫食い柄が強く出る。
【学名】 Salvelinus leucomaenis f. imbrius
【英語】 Head-spotted char
カワマス(ブルック) アメリカ東部が原産地で、明治35年にコロラド州から移殖されました。悪食でルアーでもフライでもよくつれます。黄色い斑紋と赤点があるのが特徴です。管理釣り場ではおなじみの魚になっています。
【学名】 Salvelinus fontinalis
【英語】 Brook trout
レイクトラウト 北米原産。1960年代にカナダから移入され、日本では唯一、中禅寺湖のみに放流されている。トラウトとあるがイワナの仲間。大きいものでは1m近くまで成長する。
【学名】 Salvelinus namaycush
【英語】 Lake trout

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