わかさぎってどんな魚?

名称

名称:わかさぎ

別名 アマサギ(山陰地方)、オオワカ、コワカ、サイカチ、サギ、シラサギ、シロイオ、メソグリなど

 北海道の「チカ」は近縁種(はらびれに対して、背びれがやや後ろについている)。またあぶらびれの大きいイシカリワカサギという近縁種もいる。

 漢字で「公魚」と書くのは、かつての常陸国麻生藩が徳川11代将軍徳川家斉に年貢としてワカサギを納め、公儀御用魚とされたことに由来する。

分布

 本来の分布域は太平洋側は千葉県以北、日本海側では島根県以北の北日本。日本以外ではカリフォルニア州にも分布する。

  水質が悪い状況や低水温や塩分に対して広い適応力があり食用魚としての需要も高いことから、日本各地の湖やダムなどでも放流された個体が定着している。

  東大名誉教授の雨宮育作博士が霞ヶ浦のワカサギを山中湖、諏訪湖へ移植し、各地の湖沼に普及した経緯があり、現在南西諸島と伊豆・小笠原諸島を除く全国に分布域を広げている。鹿児島が南限とされている。

生態

 内湾、汽水域、湖などに生息する。元来は海産。今は陸封されたものが多い。

 食性は肉食性で、ケンミジンコやヨコエビ、魚卵や稚魚などの動物プランクトンを捕食する。一方、敵は人間以外にも肉食魚や鳥類など数多い。
地域にもよるが産卵期は冬から春にかけてで、この時期になると大群をなして河川を遡り、水草や枯れ木などに付着性の卵を産みつける。卵は1mmほどで、1匹の産卵数は1000粒から2万粒にも達する。

  寿命は基本1年で産卵が終わった親魚は死んでしまうが、北海道、野尻湖、仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)など寒冷な地域では2年魚、3年魚も見られる。

 富栄養化などの水質汚濁に対する適応力が高く、冬場に動きが鈍くなるヘラブナ釣り場などで対象魚となる。

利用

 成長した親魚では骨が太くて硬いが、小ぶりなものは骨も細くて柔らかく、丸ごと食べられる。
  鮮度が悪くなると腹が破れやすい。味が繊細なため味付けを薄めにする事がある。天ぷら、フライ、から揚げ、マリネ、南蛮漬けなど、いろいろな料理にされる。

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