2022年3月6日（日）静岡県裾野市、すそのフィッシングパークで行われた第31回チャレンジカップの大会の様子をまとめています。決勝はクリアコンディションでのサイトフィッシング。ハイフロートミノーの上下の動きに好反応。小川貴朗選手があぶなげない試合運びで優勝しました。２位は上野隆幸選手、東野順一選手。
表彰台
優勝：小川貴朗選手
ラーメン賞
大会結果・参考データ
WINNING TACKLE
優勝[43]小川貴朗 / OGAWA TAKAAKI
【ロッド】エクスタン ebs 511UL(ディスプラウト)
【リール】08カーディフ1000S (シマノ)
【ライン】フロロ 3lb. (シーガー)
【ルアー】ザッカー50F カラー：クリア・テールブラック(HMKL) =クラッチフック#8(RC)
【挿しルアー】プリッキー カラー：ダイゴゴーストレッドグロー(ティモン) = クラッチフック#8(RC)
【決勝リーリング動画】
２位[19]上野隆幸 / UENO TAKAYUKI
【ロッド】ヤタガラス(アンデッドファクトリー)
【リール】ルビアスエアリティLT2000 (ダイワ)
【ライン】R18 フロロ 2lb. (シーガー)
【ルアー】ダイハザード3.0ｇ カラー：FoS.0.1（アンデッドファクトリー）
【挿しルアー】フォルテ、ドーナ2.0gなど
【決勝ルアー】イーグルプレーヤーGJ、ディープクラピーなど
【決勝リーリング動画】
２位[45]東野順一 / HIGASHINO JUN_ICHI
【ロッド】999.9 ゴールドウルフML (RC)
【リール】ルビアス2000D (ダイワ)
【ライン】PE0.3 (バリバス) = リーダー：R18フロロ
【ルアー】ココニョロ（九重）= ヴァンフック
【挿しルアー】イーグルプレーヤーGJなど
【決勝リーリング動画】
４位[23]内山一成 / UCHIYAMA KAZUNARI
モカDR-SS / ハント09
【決勝リーリング動画】
４位[41]内野徹 / UCHINO TOORU
バンナ14
【決勝リーリング動画】
６位[13]山本裕一 / YAMAMOTO YUICHI
バンナ17 / イーグルプレーヤーGJ
【決勝リーリング動画】
予選
朝の気温4℃、水温11℃。天候晴れ。水質はクリア。すそのフィッシングパーク初となるチャレンジカップに45人が集まった。予選は3人１組総当たり戦を２セット行いその勝ち点で争われた。
予選第１回戦は放流回。大会開始直前から水面スレスレを浮遊する羽虫を追って池全面でライズが発生【動画】。表層直下の高活性ニジマスに注目が集まる中で予選が始まる。
しかし表層付近の魚は羽虫に夢中でルアーへの反応はいまひとつ。むしろこの時間は羽虫に無関心な中層レンジにいる放流魚を引き出す方が早かったようだ。
ショートバイトで釣果は伸びにくかったが、やや沈めてからの放直スプーンなどで２ケタ釣果も出るなど終盤まで反応が持続的に残る展開。
第２回戦からは徐々にクランクなども投入されだす。魚は満遍なく散っておりレンジを少し変えれば反応が返ってくる。そんな展開が続く。
予選第４回戦開始前にグループ再抽選と途中放流が入る。この２度目の放流も針がクチに残りづらい釣りとなる。
イージーな釣りではなかったもののチャンス自体は多く、微調整でフッキング精度を上げていくアイデアとその練度が試される時間帯となった。
スプーン、クランク、ミノーと何を使っても釣果は伸ばせたが、ややクランク・ミノーに分があった印象。
決勝
決勝トーナメントへは24名が進出。準々決勝、準決勝は10分ｘ2ローテーションで１vs1で行われた。この時間は時折南風が強く吹くものの風による影響はわずか。太陽が上がった明るい春の日差しは池中の魚の動きをハッキリと映し出す。徐々にダイレクトに魚の動きを見ながらサイトフィッシング色が濃い釣りとなってくる。決勝戦へは６名が進出、池の北側B～Eエリアで行われた。
決勝第１ローテはスプーン、クランク、ミノーと各選手ともに好みのルアーセレクトから入る。前半は各選手とも手こずった感があるが、５分過ぎてから徐々にパターンを掴み釣果が上がりだす。ややハイフロートミノーの上下の動きが優勢な展開。ザッカー50Fを使った[43]小川選手が5尾を取ってトップに立つ。ギャラリーにも魚の動きが見えるのでヒットのたびに歓声が沸く。
決勝第２ローテに入るとハイフロートミノーの勢いは止まらない。ストロングパターンと見た選手はミノーにチェンジしていくが、[43]小川選手は6尾を追加しており２位に４尾差をつける展開。
決勝第３ローテはクランク、ニョロ系なども巻き返してくるが、ザッカー50Fを投げ続けた[43]小川選手も３尾追加でタイムアップ。合計14尾とあぶなげない試合運びで、初開催「すそのFPチャレンジカップ」初優勝を手にした。２位は11尾の上野隆幸選手、東野順一選手。