エリアトーナメント2025第12戦みどりフィッシングエリア春大会の様子をまとめています。優勝は大塚智史選手、2位は齋翔太選手、3位は小林祐二選手でした。
更新は火曜日以後になります。
表彰台
IOS FACTORY、VARIVAS、YARIE、1089工房、VALKEIN、ANGLER’Z SYSTEM、アースワン、みどりフィッシングエリア、トラキン
TKポイントについて第12戦終了時ポイント表
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WINNING TACKLE
優勝[103]大塚智史 / OOTSUKA TOMOFUMI
TEAM:SAURIBU
【ROD_】TCA-S61L+E(TIMON)
【REEL】VANFORD C2000S(SHIMANO)
【LINE】ESTER0.35(RODIOCRAFT)
【LURE】SHAATH3.4g(Sauribu)
【LURE】SHAATH P0.5g(Sauribu)
竿抜けの魚(沖ボトム)をシャース3.4g、表層の魚をシャースP0.5gを使って交互に釣っていきました。
2位[155]齋 翔太 / ITSUKI SHOUTA
TEAM:EverGreen/Zalt’s
【ROD_】ARTISAN AATS61 L/RF(EVERGREEN)
【REEL】STEEZ TYPEI(DAIWA)
【LINE】DETECTOR 0.35(ZALT’S)
【LURE】WAH40F(LUCKYCRAFT)
【LURE】TSUBU-AN F(LUCKYCRAFT)
1回戦から続いている表層プラグパターンを想定していました。
3位[134]小林祐二 / KOBAYASHI YUUJI
TEAM:EverGreen/Zalt’s
【ROD_】YELLOWWOLF UL-ST(RODIO CRAFT)
【REEL】VANQUISH 2000SSS(SHIMANO)
【LINE】ESTER 0.35(VARIVAS)
【LURE】WAH37HF(LUCKYCRAFT)
【LURE】SMASH F(MUKAI FISHING)
フローティング系。表層
予選
朝の気温20℃、水温17.5℃、DO10.3mg/L、朝から薄く広がる雲に覆われた暗い朝。池色は緑色のステイン。予選は5人1組総当たり戦(合計10回戦)で行われた。
予選1回戦は放流回。当日朝の放流が行われた直後の試合。釣り始めはワンテンポ遅れて開始2~3投目あたりから放流色スプーンで釣れ出す。片側からの釣りで魚が沖に寄ってしまったためか放流直後でも釣れ方はポツポツと散発気味。回遊が入ったタイミングで竿が曲がるような活性が続き、釣果が持続するタイプの放流回となった。この時間は両サイドの釣り座が良く釣れた一方で、内側[G]~[L]釣り座は奥行きの広さと魚の向きなどで釣果に粗密が出る結果となった。この傾向は第2回戦以後も続き、表層レンジ特化のプラグを中心にフルサイズクランク、ニョロ系クランクなどで表層&沖狙いが良かったようだ。第4回戦頃からはボトムなども試され出した。
予選5回戦は場所移動と放流が行われる。この時間の放流は水馴染みが今一つで放流回がやや伸びを欠く一方で、その後の6回戦、7回戦になって風が出だしてからは釣果が伸びだす傾向が見られた。
予選8回戦は場所移動と放流が行われる。この時間になると時より晴れ間も出るなど蒸し暑さを感じる時間となる。放流魚が溜まってきた事で、この回は開始直後から池の中央付近でも反応が見られた。また、9~10回戦になると風下側になる駐車場寄りの[A]~[D]に魚が溜まるようになり、管理棟前付近の釣果が伸びだした。
予選全体では釣果は放流傾倒型にならず、平均的に釣れ続く傾向がみられた。1番釣れた選手で予選4試合合計で30本を超える釣果。予選全体平均は20.5本。また片側からのキャストだったためか、奥行きのない池両端の釣り座は釣果を出しやすく、奥行きのある[G]~[L]釣り座では釣果を伸ばしづらかった。全体的には曇りがちな1日で基本的には表層レンジを中心に釣果が伸びた。しかし晴れたタイミングや風が入った時間では僅かにレンジ変化がみられるなど、細やかな対応も求められる予選となった。
決勝トーナメント
決勝トーナメントは各エリアの上位2名と、敗者復活戦で予選3位の中から2名が選出され、合計28名が進出しました。決勝の1回戦から準決勝までは1対1の対戦形式で、10分×2ラウンドで行われました。決勝戦には4名が進出し、15分×2ラウンドで競われました。この時間帯は晴れ間が出たこともあり、気温は27℃、水温は18.5℃まで上昇しました。
決勝戦の第1ローテでは、各選手とも表層から探りだす。開始30秒で永田選手がミッツドライでファーストヒットを獲得し、その後も1本追加して序盤でリードします。大塚選手は、手前表層の『SHAATH P』と沖ボトム『SAHAATH3.4g』早引きで、上下のレンジを交互に使いながら永田選手に追いつこうとします。齋選手と小林選手は、朝からの反応が良いトッププラグ『WAH37』『WAH40』『SMASH F』を投げ続けます。
決勝戦第2ローテは、場所を変えた後にスタート。開始直後すぐに大塚選手が手前で1本を追加しますが、その後は探り合いの展開に。試合が動いたのは残り10分の時点で、齋選手が『WAH』のレンジがようやく合い始め、短時間のうちに4本を追加して大塚選手に1本差にまで迫ります。小林選手も終盤にかけてトップウォーターで追加点を稼ぎますが、逆転には至りませんでした。結果、大塚選手が手前と沖をバランスよく釣り分け、最後まで自分のキャストコース内の活性を維持し、エリアトーナメントで初優勝を遂げました。
WAH40F/WAH40F/SMASH F/TSUBU-AN F
SHAATH3.4g/SHAATH P0.5g