エリアトーナメント2025第11戦アングラーズパーク・キングフィッシャー大会の様子をまとめています。決勝戦は初夏らしい上か下かの両極端の釣りとなりました。優勝は表層とボトムの双壁を攻略した上野翔太選手、2位は矢上匠選手、3位は荒木智敬選手でした。
更新は火曜日以後になります。
表彰台
IOS FACTORY、VARIVAS、YARIE、1089工房、VALKEIN、ANGLER’Z SYSTEM、アースワン、アングラーズパークキングフィッシャー、トラキン
TKポイントについて詳しく
優勝:上野翔太(30pt)
2位:矢上匠(26pt)
3位:荒木智敬(22pt)
4位:矢口健太(17pt)
4位:木津和樹(17pt)
6位:ちび(13pt)
ほか準決勝進出者 (8pt)
PHOTO
WINNING TACKLE
優勝[115]上野翔太 / UENO SHOUTA
【ROD_】CARDIFF ’13EXLEAD 60LFF(SHIMANO)
【REEL】’16 VANQUISH C2000(SHIMANO)
【LINE】FULUORO1.5(XBRAID)
【LURE】NOA1.8g(RODIO CRAFT)
【LURE】DRIFTSPIN1.3g(RODIO CRAFT)
【LURE】NEWDRAWER0.9g(NEWDRAWER)
【LURE】PUPPET SURFACE(SMITH)
【LURE】VA PUPPET SURFACE(VELVET ARTS)
【LURE】2WIN(NABURAYA)
竿抜けの沖側とボトムを交互に。サドンデスで釣れたレンジは表層。
1匹目はドリフトスピン1.3グラム、2匹目はVAパペットサーフェイスです。
2位[148]矢上匠 / YAGAMI SHOU
【ROD_】WHITE WOLF(RODIO CRAFT)
【REEL】’19 VANQUISH C2000SSS(SHIMANO)
【LINE】ESTER0.2(ZALT’S)LEADER:GRANDMAX
【LURE】SHAATH FE(SAURIBU)DD明星AG#12
【LURE】SHAATH P(SAURIBU)DD明星AG#12
【LURE】BANNA1.7g(NEWDRAWER) DD明星MK#7
【LURE】KID 0.6g(DEEP PARADOX)
【LURE】2WIN(NABURAYA)
【LURE】CIRCUIT VIB(DEPTH)
表層マイクロとボトム(メタルバイブ)
3位[153]荒木智敬 / ARAKI TOMOHIRO
【ROD_】T-CONNECTION (TIMON)
【REEL】PRESSO LT(DAIWA)
【LINE】PE+NYLON(—)
【LURE】WAH 40HFG2(LUCKY CRAFT)
【LURE】WAH 37HF(LUCKY CRAFT)
表層プラグで
予選
朝の気温17℃、水温15℃、厚い雲に覆われた暗い朝。池色はクリアー。予選は5人1組総当たり戦(合計10回戦)で行われた。
予選1回戦は放流回。開始早々に放流色スプーンで取っていく展開となる。後半以後は両端の釣り座は釣り続いたものの、中ほどの釣座は少しずつ活性が落ちていく。第2回戦以後はプラグを選択されだす。フルサイズクランクで沖狙いや、場所によってはニョロ系、マイクロクランクなど。第4回戦頃からはボトムも試され出した。
予選5回戦は釣り座ローテーションの後の放流回。放流によって池全体の活性が回復する。この時間は最上流側の[A]と[H]より下流側の釣果が伸びた。その後の6回戦、7回戦は再び各種プラグが活躍する時間となる。
予選8回戦は2度目の釣り座ローテーションの後の放流回。放直色スプーンで釣れ続く時間。前回の放流の釣れ残りもまとめて反応したのかこの回が予選中一番釣れた時間となった。第9回戦、10回戦と徐々に釣果は落ちていったものの反応は残った。
予選全体では最上流の[A]、最下流の[L]両端の釣果が伸びやすく[C]~[G]付近の釣果が伸びずらかったようだ。また片側からのキャストもあって沖側に鱒が寄ってしまう事で、時々沖を試したり、休ませながら使うと反応が復活する事も多かった印象。
決勝トーナメント
決勝トーナメントへは各組上位2名、計22名が進出。準々決勝、準決勝は1vs1の10分x2ローテで行われた。決勝戦は6名が進出、10分x3ローテーションで行われた。風が出始めて時より晴れ間がのぞく事もあるが、この時間は北風に変わり再び曇り空。気温21℃、水温15℃、クリアコンディションで決勝戦ははじまる。
決勝戦第1ローテは開始4秒で沖高活性狙いの上野選手『GRAVITY』1.65にヒットが入る。上野選手はもう1本を追加して2本アドバンテージで先行する展開。開始3分を過ぎた頃から荒木選手は『WAH』、矢口選手は『DEKA MITTS DRY』などプラグを選択した選手が釣れ出す。天候は曇りながら風はほとんどなく、最終放流が予選8回戦でなかなか活性が上がらないコンディション。各選手とも鱒にクチを使わせるのに神経を尖らす。5分過ぎには矢上選手はボトム『2WIN』で1本目を挙げると、7分過ぎに上野選手も同じく『2WIN』で追加する。
決勝戦第2ローテは場所移動ののちに開始。この時間最初にヒットしたのは矢上選手『SHHATH FE』05。マイクロスプーン表層ローテでこの時間もう1本追加する。矢口選手、新井選手も1本ずつ追加し小差でついていく。開始3分を過ぎたあたりから厳しい時間となりスコアが動かないまま、残り1分で荒木選手は『WAH』で追加。木津選手も1本目のランディングに成功する。
決勝戦第3ローテは場所移動ののちに開始。残り8分過ぎに第2ローテでスコアを伸ばせなかった上野選手は沖の魚を『パペットサーフェス』で誘い追加点。再び1本差のトップに立つ。厳しい状況が続く中で5分過ぎにはチビ選手も『団子魚』で1本目を取る。このまま上野選手が逃げ切ると思われた残り時間1分半。矢上選手はボトムで1本を追加すると、そのままタイムアップ。4本同着で上野選手と矢上選手での決勝サドンデスとなる。
決勝戦第3ローテは場所を入れ替えた後に先取2本ルールで行われた。この時間になると北風に変わり水面も波立つコンディションになる。上野選手はこの時間は『DRIFT SPIN』を選択すると開始30秒で1本目を取る。最終盤の厳しい時間となったが開始6分上野選手は『VAパペットサーフェス』で2連続アタリでフッキングに成功し、これをしっかりとキャッチし勝利。エリアトーナメント4勝目を挙げた。