エリアトーナメント2021第02戦 アングラーズエリアHOOK

アングラーズエリアフック

 1月31日(日)群馬県前橋市、アングラーズエリアHOOKでおこなわれたエリアトーナメント2021第2戦の大会データ・大会の様子をまとめています。午後の日の陰りが早い赤城山中、決勝戦はサドンデスにまでもつれ込む。「薄暗い状況は青/銀」の北関東セオリーでヤナカ選手が優勝しました。2位は塩野充選手、3位は船渡川渉選手でした。

エントリーリストおよび結果の掲載はイニシャルおよびカタカナのみで行います。ご了承ください

表彰台

  • 優勝:ヤナカ

  • 2位:M.シオノ

  • 3位:W.フナトガワ

  • 表彰台

  • ラーメン賞

大会成績・データ

 決勝戦は風が巻いていたため風向は不明。前橋市内とは標高差が400m。

大会写真 外部リンク・GOOGLE PHOTO
当日の天気 外部リンク・気象庁

エリアトーナメント2021 第2戦 WINNING TACKLE

TACKLE-01
【ROD】 Whitewolf UL (Rodiocraft)
【REEL】’12EXIST (Daiwa)
【LINE】RC Meister Ester 0.4 (Rodiocraft)
【LURE】NoaB 2.6g (RodioCraft)
Hit Color #Blue/Silver

TACKLE-02
【ROD】 Whitewolf UL-e (Rodiocraft)
【REEL】’12EXIST (Daiwa)
【LINE】RC Meister Ester 0.3 (Rodiocraft)
【LURE】Banna 1.4g (Newdrawer)

優勝者インタビュー

決勝戦

●第1ローテ 00:16 (向かって左より)
34シオノ / 42ノグチ / 27ヤナカ(茶) / 45フナトガワ / 36ワタナベ
※最初の9分がデータ欠損
●第2ローテ  01:31(向かって左より)
45フナトガワ / 36ワタナベ / 34シオノ / 42ノグチ / 27ヤナカ(茶)
●第3ローテ  11:35(向かって左より)
42ノグチ / 27ヤナカ(茶) / 45フナトガワ / 36ワタナベ / 34シオノ

第2戦 アングラーズエリアHOOK 大会観戦記

 朝の気温は0℃。天候は快晴。太陽の日差しの暖かさにありがたさを感じる朝。風速は5m前後。赤城山から吹き下ろす北東の寒風が吹きすさび地形の関係でときおり右に左に風向きを変えて入り乱れる。水温は10℃で底石が見えるほどクリアな状況。表層付近では前日放流された魚の回遊も見て取れ池のコンディションは万全。今回予選は5人1組による総当たり戦方式。丸池の北西側(A~D)と南東側(E~K)の釣り座にそれぞれ分かれて各組勝ち点上位2名が勝ち上がる方式で行われた。

 予選第1ローテは午前8時より開始。前日放流の20cm前後のトーナメントサイズの反応が良く放直カラーのスプーン勝負。この時間20本台の釣果が飛び出る釣り座も出るほど爆発的な釣果となった。しかし第2ローテになると一転、クリアコンディションと北東側からの強風に煽られて魚が南西側に寄ってしまったのか非常に釣り難しい時間帯へと変化。南側の釣り座の反応は引き続き残ったものの中央付近はサッパリという極端な展開となった。それでも中層レンジの下の方に活性は残っていたようで、強い横風に負けない2.0g前後のセカンド色スプーンをしっかり沈めて数を伸ばす時間が続く。この時間のクランクは強めの色に反応もあったが、釣れている20cmサイズとクランクの動きとの相性が悪かったようでフッキングに持ち込むには難しく、結果としてスプーンでガマンして釣るほうが良かったようだ。

 第5ローテ前に1回目の途中放流が入るとこれも魚は素直に反応し放流色スプーンの手返しの早さを競う時間帯となる。この時間はストック池の釣り味良い30cm前後が放流され、バレも少なく釣果が伸びた。続く6~7ローテも持続的に反応が残り、第1~第2ローテほど極端に釣果は落ちなかった。第8ローテ前に2度目の途中放流が入るとその後はセカンド色から落とさない強気の色のこまめなカラーローテーションで中層やや下めを引くというパターンでコツコツ数を伸ばす時間となった。

 決勝トーナメントは予選上位20名が進出。準準決勝は予選と同じポジションで10分x前後半。準決勝は風下側に移って10分x前後半の20分間の総釣果で競われた。この時間、太陽も南側の林の陰に入り釣り場が徐々に薄暗くなりだす。すると徐々にシルバーカラーが効き出す時間帯となった。決勝戦は5人が進出。本日一度も使われなかった風上側に移動し太陽の陰りとともに徐々に暗くなっていく状況下、10分x3ローテで競われた。第1ローテは両サイドに入った[45]フナトガワ選手と[27]ヤナカ選手が3本を取りリードするも続く第2ローテで[34]シオノ選手も追いついて来る。結果合計釣果8尾で3者が並びサドンデスへと突入する。
 この最終盤の決勝サドンデスの時間、決めてとなったのは朝イチ放流残りの20cm前後の魚。オレンジの明滅、蛍光ピンク、青メタ、青/銀といった強めの放流色。先に2尾釣った[27]ヤナカ選手が大会出場2回目で初優勝となった。

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