エリアトーナメント2023第12戦アングラーズパークキングフィッシャー大会は渡辺元気選手が初優勝【大会結果】

キングフィッシャー 2023
 6月4日(日)に行われたエリアトーナメント2023第12戦アングラーズパーク・キングフィッシャー大会の様子をまとめています。決勝戦は雲の通り道。陰ったタイミングで魚の浮き沈みがあるテクニカル展開に。優勝は第1ローテ後半からトップに立ち、終始リードを保った渡辺元気選手。2位には序盤リードした神内真理子選手、中盤から巻き返した大木洋一郎選手が入りました。

表彰台

  • 優勝:渡辺元気選手

  • 表彰台

  • ラーメン賞

天候 栃木・大田原

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エリアトーナメント2023第12戦キングフィッシャー
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入賞者タックル / TACKLE DATA

優勝[22]渡辺元気選手のタックル WATANABE GENKI

【ロッド】999.9 イエローウルフ62ML(ロデオクラフト)
【リール】’19ヴァンキッシュ C2000SSS(シマノ)
【ライン】インテグレーションハード3.0lb(ニュードロワー)
【ルアー】マイティ2.2g(ニュードロワー)黒金系
【ルアー】バンナ1.4g(ニュードロワー)銀オリーブ系
【ルアー】ハント0.9g(ニュードロワー)
【ルアー】ウッサ(ロデオクラフト)
【ルアー】ディープクラピー(ラッキークラフト)

【コメント】
初手はハント0.9g。落ち着いたらウッサとDクラを交互に

2位[22]神内真理子選手のタックル KAMIUCHI MARIKO

【ロッド】999.9 ブロンズウルフ59MH(ロデオクラフト)
【リール】セルテート2004(ダイワ)
【ライン】フロロ2.0lb(バリバス)
【ルアー】シャース1.9g(Sauribu)#AG6
【ルアー】ウッサ(ロデオクラフト)

【コメント】
準々決勝、準決勝でウッサに反応が良かったので、ウッサをメインに考えた

2位[22]大木洋一郎選手のタックル OOKI YOUICHIROU

【ロッド】999.9 イエローウルフ622L(ロデオクラフト)
【リール】プレッソLTD2025C(ダイワ)
【ライン】スーパーエステル0.4号(バリバス)
【ルアー】ディープクラピー(ラッキークラフト)美鬼/ST#8
【ルアー】スマッシュF(MUKAI)
【ルアー】ちびパニクラSR(TIMON)

【コメント】
クランクメインで考えた。クランクに反応がない場合はボトムとGJ移行を想定した

予選


朝の気温17℃、水温15℃。天候は台風一過の快晴。池色は台風の影響をうけずステインウォーター。予選は5人1組の総あたり戦。各組10分x前後半のスコアを競い、その勝ち点合計上位2名が決勝トーナメントへと進む形式で行われた。

 予選1回戦は7:20開始。開始直後は恒例となった好活性のスタート。放流色スプーンで反応の良い放流魚を釣っていく時間帯。しかし釣れ方は偏りがありアウト側は数が伸び、イン側は伸びを欠く釣果となる。この時期(4~8月)は5号池は井戸水を混ぜるが、川水に比べて酸素量が少ない。また流入する水と池水の水温差からかイン側はターンオーバーの兆候もみられた。このためイン側の魚は酸欠気味でルアーを長く追えず、短い距離で誘いを入れるほかなかったようだ。

 予選5回戦開始前に釣り座ローテーションと途中放流が入る。この回も釣れ方に偏りが見られたが、第6回戦は徐々に馴染んだ魚も動き出しほどよく釣れたが、第7回戦の頃が予選で一番厳しい時間となった。

 予選8回戦開始前に釣り座ローテーションと途中放流が入る。この頃から3m前後の風が入りだすと水面も適度に荒れて後半の回も反応が落ちなかった。また沖付近のストックが増えたためアタリも出始めた。

 予選全体を通して二けた決着はアウト側の「K」「L」に集中した。イン側「A~D」は魚が追える短い距離で誘って引き出す釣り。また放流毎に増えていくストック量など、刻一刻と状況が変化する中でのベストなアプローチを模索する。「釣り場の慣れ」と「誘い方の引き出しの多さ」が問われる予選となった。

【記録室より】
● 予選最多釣果
関口達也選手 37本(予選L組)→D→H
アウト側のK、L釣り座で放流回に当たった選手が数を伸ばした

決勝


決勝トーナメントへは各組上位2名、計20名が進出。準々決勝(20→10)、準決勝(10→5)を経て、決勝は5名で行われた。この時間になると気温27℃、水温17℃に上昇。風はアウト側からイン側に向けて3m前後。上空は雲の通り道となり時より日が陰るコンディションへと変化していた。決勝トーナメントの放流はなかったものの予選中のストックでまずまず反応は残った。この頃から風の影響を受けて徐々にスプーンパターンからクランクパターンへと移行していった。

【決勝戦の並び】
糸久敦夫 / 神内真理子 / 渡辺元気 / 大木洋一郎 / 関口達也
[敬称略]

 決勝第1ローテは準決勝までとは状況がガラっと変わり太陽が雲に隠れた陰った中で始まる。ファーストヒットは開始直後にハント0.9gで誘った渡辺選手に入るが、すぐに神内選手の上めを引くウッサ「くろまんじゅう」に3連続で入り一気に逆転。序盤は神内選手が先行する展開となる。この勢いを見て状況変化を察した渡辺選手は当初のクランク移行の予定を修正して神内選手をマークするようにウッサに切り替え追撃を開始する。渡辺選手は魚が溜まった沖までキャストし、引く層をこまめに変えて再逆転に成功する。第1ローテは渡辺選手が合計4本、2位神内選手が3本と、1本差で第2ローテへ。

 決勝第2ローテは第1ローテで出遅れた3選手の巻き返し。関口選手はウッサ、大木選手・糸久選手はディープクラピーでパターンを掴みだす。渡辺選手もウッサ&Dクラを挟みながら順調にスコアを重ねていく。雲のかかり具合で光量が大きく変化。それに併せるようにヒットレンジが細かく変化する状況が続く。この時間Dクラピー「美鬼」で5本を取った大木選手が2位にジャンプアップし、合計7本として逃げる渡辺選手を2本差で追う。

 決勝第3ローテは渡辺選手はウッサとDクラを交互にいれて飽きさせない釣り。大木選手は第2ローテで反応が良かったDクラ「美鬼」も徐々に厳しくなり、カラーをペレット色に落として対応する。神内選手のウッサに再びアタリが入りだし2位争いに加わる。終盤にかけて神内選手、大木選手がスコアを伸ばしてくるが、渡辺選手が第2ローテまでのリードを守って2本差で勝利。初参加から7年越しで初優勝を手にした。

【決勝トーナメントで使われたルアー】
ハント0.9 / バンナ1.4/
デカミッツD / ワウ / ジサクラT1 / Dクラピー/ モカDR / つぶアン / ちびパニ / GJ / ウッサ
2WIN

優勝者インタビュー

決勝戦 インタビューのみ

● 今回機器不調により決勝戦中ビデオカメラが途中で止まっておりました。インタビューのみを掲載予定です。

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