第28回チャレンジカップ inアングラーズベース赤城山・夏は齋藤久男選手が優勝【大会結果】

 2021年6月13日(日)群馬県前橋市、アングラーズベース赤城山で行われた第28回チャレンジカップの大会結果・大会の様子をまとめています。優勝は齋藤久男選手、2位は橋本晃史選手、3位は斉藤征泰選手でした。


表彰台

  • 優勝:齋藤久男

  • 表彰台

  • ラーメン賞

大会成績・データ

当日の天気 外部リンク・気象庁

大会写真 外部リンク・GOOGLE PHOTO

TACKLE DATA

優勝[31]齋藤久男 / HISAO SAITO

【Rod】Whitewolf 62UL-e (Rodiocraft)松本幸雄モデル/城峰釣具店専用カラー
【Reel】Luvious (DAIWA)
【Line】ESTER 0.3
【Lure】Hunt09 (Newdrawer)

【Rod】Whitewolf 62UL-e (Rodiocraft)
【Reel】Luvious (DAIWA)
【Line】Nilon 3lb.
【Lure】Shaath2.3g (sauribu)

2位[30]橋本晃史 / AKIFUMI HASHIMOTO

【Rod】Bronzewolf 62ML (Rodiocraft)福田和範モデル
【Reel】TD-X (DAIWA)
【Line】ESTER 0.4
【Lure】DEKA_MITTS DRY (Timon) DAIGO SUKEPINK #7,Pico chata-Cra(Daysprout)

3位[15]斉藤征泰 / YUKIYASU SAITO

【Rod】VALKEIN BR-L (VALKEIN)菊地栄一モデル
【Reel】17FW Vanquish SHG (Shimano)
【Line】Integuration HARD 3lb (Newdrawer)
【Lure】KUMO-LURE (Jackson),Pico eagleplayer(Daysprout)

優勝者インタビュー

決勝戦の様子

大会観戦記

 朝の気温は19℃。赤城山もどんよりと雲に覆われたものの雨の心配はなさそうな雰囲気。池のコンディションはやや藻色がかったステイン。それでも上から覗けばニジマスが見える程度には視認性は残している。予選は3人1組総当たり戦を2セット。各回前半10分・後半10分を戦い勝ち点上位12名が決勝に進出というルールで行われた。

 予選1ローテ前半戦は直前放流があったものの、この日の魚は水馴染がいまひとつ。放流魚が追いきれないパターンに。一方で水の動く場所付近の居着きの魚は反応良く、釣池全体で見るとやや釣れムラが出る展開となった。第2ローテ頃になってくると徐々に放流魚も反応しだしてくるが、池の中央付近は依然釣果は伸び悩む。厳しい状況は第3ローテも続く。

 予選第4ローテの前に途中放流が入るが、これも第1ローテ同様にすぐには反応してこないパターンの放流に。水の動く場所は反応が良いが池の中央は厳しいという状況が続く。時間が経ってくると徐々に放流魚も動きだす展開となった。

 予選中は全体を通してハイフロート系、シルエットの小さいクランク、マイクロスプーンなどに反応。放流魚も引く速度、レンジをかなり合わせていかないとクチを使わない難しい釣りに。また水の動く場所と動きのない場所の釣果の偏りが顕著に出た予選となった。

 決勝トーナメントへは予選各組上位12名が進出。準準決勝(12→6)、準決勝(6→3)を経て決勝は3名で行われた。準決勝戦の前に放流が行われるが、この時間になると予選2回分の放流魚も反応をしはじめ、状況は上がってくる。準決勝は予選で好調だった流れのあるポイントで行い釣果も伸びた。

【リンクを押すと動画でチェックできます】
 決勝戦は11:20頃からスタート。休憩所の下(予選中Cエリア付近)で行われた。予選中厳しい時間が続いた池の中央付近をどう攻略するかが勝負のカギとなった。第1ローテ前半はパターン探しからスタート、5分を過ぎた頃から[30]橋本選手は「デカミッツドライ」でトップウォータの釣り。岸から6~7m付近の反応が良いポイントに絞り小さめな誘いを入れて、梅雨時期タフコン状況下の順当な釣りでまずは先行する。第2ローテで[15]斉藤征選手も一度は「クモルアー」のトップウォーターなどで橋本選手に追いつくも[30]橋本選手はまた突き放す。第2ローテ残り5分、ここまでノーフィッシュで出遅れていた[31]斎藤久選手は魚の反応が良くなっている事に気づき「表層の巻き」スタイル。やや強気な明滅色系のマイクロスプーンをセレクトし4分間で一気に3尾をあげると誰も予想していなかったパターン出現に周囲もどよめく。第3ローテ頃になると反応は一旦は落ち着くが勢いづいた[31]斎藤久選手は2尾をあげトップに並ぶ。決め手のないままに[30]橋本選手と[31]斎藤久選手のサドンデスに突入する。
 サドンデスは10分間で釣果1-1だったが先に1尾を釣った(*1)[31]斎藤久選手が勝利。予選も12位同着からのサドンデスで勝ち上がった男が第28回チャレンジカップ優勝を手にした。

*1)サドンデス同数の場合は先に釣った方が勝ちルール