エリアトーナメント2023第25戦アングラーズベース赤城山・キングオブスプーニスト大会は渡辺元気選手が優勝【大会終了】

エリアトーナメント2023 アングラーズベース赤城山

 11月26日(日)に行われたエリアトーナメント2023第25戦アングラーズベース赤城山大会の様子をまとめています。スプーン縛りのKoFルール。週末の急な冷え込みで予選の放流魚は不発気味。決勝はボトム追う展開となりました。優勝は渡辺元気選手。2位は池淳一選手(2週連続)、3位は柳真一選手でした。

表彰台

  • 優勝:渡辺元気選手

  • 表彰台

  • ラーメン賞

大会写真 外部リンク・GOOGLE PHOTO

当日の天気 外部リンク・気象庁(前橋)

入賞者タックル / TACKLE DATA

優勝[127]渡辺元気選手のタックル Watanabe Genki

【ロッド】イエローウルフ61L-e(ロデオクラフト)
【リール】’19ヴァンキッシュC2000SSS(シマノ)=ロデオハンドル38.5
【ライン】フロロ1lb(バリバス)
【ルアー】ハント 0.9g(ニュードロワー) / シャースFe0.4g(サウリブ)color:明滅系

【コメント】
 浮き上がりをイヤがる鱒。第1ローテ途中で沈めると良い反応があるのが分かったので、フロロ1lbへ変更。サドンですは手前がスレたら沖へ。

2位[113]池淳一選手のタックル Ike Junn_ichi

【ロッド】スパイクアロー60M-TZ(ノリーズ)
【リール】’22イグジスト2000(ダイワ)
【ライン】R-18 フロロ2.0lb(クレハ)
【ルアー】ノアJr.1.4g(ロデオクラフト)クラッチ#8
【ルアー】ノアJr.1.4g(ロデオクラフト)鉄板北関東/ハニカム#8

【コメント】
 ボトムデジ巻き一択。ポーズを入れずに強く巻く。

3位[112]柳真一選手のタックル Yanagi Shin_ichi

【ロッド】イエローウルフ61UL-RT(ロデオクラフト)
【リール】’18イグジスト2000SP(ダイワ)
【ライン】ES2 0.25(バリバス)
【ルアー】ハントグランデ 1.0g(ニュードロワー)

【コメント】
 ハントグランデ1.0gで表層~中層狙い。

予選


 朝の気温0℃、水温7℃。天候は晴れ。週末の冷え込みでこの秋一番の寒い朝。水質は丸池側は底石まで見える程の透明度があるが、南側奥はターンオーバーの泡切れ悪い水が残るコンディション。太陽が昇りきらない午前7時、5人1組方式で予選は開始された。

 予選第1ローテは放流回。前日放流があったものの急な冷え込みが影響してか追いがスロー気味。また林側の池中央付近は良く、南側は放流魚の入りが少く釣果にバラつきが出た。この日放流された魚は100g未満サイズだが掛かれば力づよいファイトをするタイプ。第2ローテからは活性が落ち着いたものの居付きの魚狙い。各選手ともボトムからの巻き上げでレンジを探りつつ、色を当てはめていく伝統的な秋のスプーンスタイルの釣りが展開された。第3ローテ頃から西側サイドは明るくなりだす。

 予選第5ローテ開始前に1回目の途中放流とローテーションが行われる。この放流は良く効き全体的に釣果が上がった。特に朝不発だった南側「L」「M」「A」の反応が良い一方で、イン付近は伸びを欠いた。第6ローテの頃になると薄い雲が出だし時より太陽を遮る状況になる。

 予選第8ローテ開始前に2回目の途中放流とローテーションが行われる。この放流は朝イチと同様に釣果に偏り。林側の中央「L」が良く他が今一つの展開。薄い雲も取れて晩秋の日差し。気温10℃、水温8℃まで上昇する。

 予選全体としてはスプーン縛りという制限がある条件下。また無風+クリアコンディションでスレやすい状況を考えるとかなり健闘した釣果。場所により放流魚の粗密にムラがあったがボトム付近はそれなりに魚がつきだしており、秋池から冬池に移行する中間といった印象だった。

【予選最多釣果】
114 中里元紀選手 入場カードJ3 38本

決勝

 決勝トーナメントへは各組上位2名、計16名が進出した。準々決勝、準決勝は10分x2ローテ(2人1抜け)で行い、決勝戦へは4名が進出。15分x2ローテーション予選Iエリア付近を使って行われた。

【決勝戦の並び】
池淳一|茂木健|渡辺元気|柳真一
(敬称略)

 決勝第1ローテは各選手サーチから入る。柳選手が沖目からのタナを変えながらのレンジキープで前半2本を取りリードする。中盤、渡辺選手はボトムに手ごたえを感じると立て続けに3本を取り一気に逆転に成功する。しかし7分過ぎ頃、ここまでデジ巻きを続ける池選手はここでカラーをシルバー色から、手ごたえを感じているチョコレート色にスイッチすると追い上げを開始する。第1ローテ終了までに5本を取り、さらに2本を追加した渡辺選手に並び、池・渡辺両選手が5本トップで前半を折り返す。

 決勝第2ローテは勢いある2選手が場所を変えてのスタート。序盤スタートダッシュを決めたのは渡辺選手。連続で3本を追加し試合を大きくリードする。しかし中盤以後池選手はヒットを連発し渡辺選手にプレッシャーをかけ、試合は接戦模様に。結局後半も池・渡辺両選手とも5本ずつ取り合い、決着がつかないままサドンデスへと突入する。

 決勝サドンデスは両者取り決めで10分間、先取2本ルール。まず先手を取ったのは渡辺選手。ボトムのレンジキープパターンへの反応が落ちてきたのを見て、ここで巻き上げパターンに変えてアドバンテージを得る。池選手はデジ巻きを継続。育てた場所を信じ、ポーズを入れずに強く巻くスタイルを押し通し土壇場でイーブンに持ち込む。これを見て渡辺選手は今の釣り座が第1ローテ池選手の釣り座だった事が気になり、デジ巻きを試してみる。すると一投目でヒット。35分間のデッドヒートに終止符を打った。

優勝者インタビュー 11/27 20:00公開

決勝戦 12/21 20:00公開予定

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