プラグ1本針ルールとは?

『プラグ1本針ルール』とは、ひとつのルアーに対してフックを最大1つまで装着可能というルールです。全国の一部の管理釣り場で採用されているローカルルールです。主にクランクベイトやミノーといった、最初から針が複数ついているルアーを対象にしたルールです。
2個所ある場合はどちらかのフックを外す

一般的なエリア用プラグ(主にクランク、ミノー)はリア側(テール/尻尾)とフロント側(ベリー/お腹)の部分にフックを取り付けるポイントがあります。プラグ1本針ルールを採用している釣り場では、このどちらかのフックを外す事で釣り場で使用する事が出来ます。ほとんどの場合はリア側を残し、フロント側のフックを外します。
また最初から針1本しかないプラグ形状のルアーはそのままの状態でご使用できます。
エリアトラウトでは『シングルフック』という用語もありますが、これはたびたび『1本針』と混同されがちです。シングルフックは1本針の事を指す用語ではありません。エリアトラウト一般ではシングルフックは針先が1つのものを指し、主にトリプルフック(トレブルフック)との比較で用います。
なぜ1本針にするのか?釣場管理者の目的とは?
なぜ釣場管理者は1本針ルールを設定するのでしょうか?
①怪我防止

ひとつめの理由は『キャッチ時、またはリリース時に人および魚にダメージを与えない』点です。初心者がリリースに慣れないうちは、魚が暴れたりすると取り外し時にフッキングされていない方の針が魚体の一部や指先に刺さってしまう事もあります。こういった事故予防の観点が大きいと言えます。
フックが1つなら安全性が高いのです。
②改造品の持ち込み予防

ふたつめの理由としては『改造品の持ち込みを事前に防ぐ』のためです。アシストフックの装着はほとんどの管理釣り場では禁止されているルールです。
アシストフック、スイミングフックなどは釣具店では渓流用・レイクジギングなどフィールド用では使われる事もめずらしくないアイテムです。これら渓流などで使用されるフックは、釣具店ではエリアトラウト用品の近い場所に置かれているために目につく機会も多い商品です。普段渓流・フィールドばかり行く方は知らずに持ち込んでしまう方も稀にいます。
また昨今は海外廉価品販売サイト、釣り具専門ではない総合中古品店、また百円均一ショップでも釣り具が手に入るようになりました。
そういった専門性の低い所から流入する釣り用品は、日本の管理釣り場ルールに馴染まないような品もあります。釣り初心者ほど、こういったルートに手を出すので分からないままに持ち込んでしまいがちです。
1本針ルールにすることで
分かりやすく制限できるという目的があります。
③故意のひっかけ釣り対策
みっつめの理由は『ひっかけ釣り対策』です。ひっかけ釣りとは魚の口に掛けずに魚体にひっかける禁止行為です。
以前ある釣り場では、あきらかにひっかけ釣りをする事を目的とするような改造品がみつかる事などもありました。知らないでルールを破ってしまう事は誰にでもある事なのですが、度を越して悪意のある事を平気でやってしまう人も中にはいるのです。
こういった一部の人の迷惑の積み重ねでルールが増えてしまうのは世の常なのかもしれません。そのため不正防止として導入される場合があります。
2本針から1本針にした時の注意点
軽いフックといえど少なからず重さがありますので、片方のフックを取り外したときに僅かにですがウェイトバランスが後ろ寄りになります。1本針時はプラグ類は本来の性能(沈降深度など)を出せない場合があります。
必要であれば、ウェイトバランス調整用品(チューニングシンカー)などもあります。お近くの釣具店で相談してみてください。
1本針ルールの釣り場で違反者を見つけた場合は?

釣り場の客同士での助言は言い争いなどのトラブルに発展する事が多いので相手に直接諭すのはやめましょう。すみやかに管理者に連絡する事をおすすめします。
まとめ
『プラグ1本針ルール』とはルアー1個につきフックは1個までというルールです。どちらかというとその釣り場独自のローカルルールで全ての管理釣り場で採用されているルールではありません。
昨今では釣りが出来る場所が制限される事も多く、誰でも気軽に釣りを楽しめる管理釣り場は注目が集まってきています。それぞれの釣場管理者は訪れる全てのお客さんが快適に釣りを楽しむために、地域ごとに独自のルールを設定している場合もあるので、釣り場のルール表記は必ず注意してみるよう心掛けましょう。
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