リプル / 曝気装置 ばっきそうち

曝気装置 釣り場

管理釣り場のリプル / 曝気装置とは?

釣り場の機器

[ 釣り場機器 ]
曝気(ばっき)
 池の底の水を強制的に上に押し上げ、水を空気に晒す事で池全体の溶存酸素を増やす装置。

解説

曝気 管理釣り場

 溶存酸素濃度(DO)は一般に魚介類が生存する為には3mg/L以上が必要であり、良好な状態を保つためには5mg/L以上であることが望ましいとされています。好気性微生物が活発に活動するためには2mg/L以上が必要であり、それ以下になると嫌気性分解が起こって、硫化水素等の悪臭物質が発生することがあると言われています。
 池の表面付近は風雨等で攪乱される事で酸素量は保たれますが、死魚や魚の糞などを分解する微生物が棲む池の底は酸素量は欠乏しがちとなります。そこで曝気によって池の底の水を強制的に押し上げ空気に晒す事で池の水の新陳代謝を促し池全体の水質改善・溶存酸素を増やす仕組みです。
 常に池の水を上下に入れ替える事で水温低下に伴う晩秋頃からはじまるターンオーバーの軽減にもつながります。

釣りの注意点

 装置は電気で自転する為、流されないよう2点でロープを固定(一方は動力供給線)する必要があるため、ロープに仕掛けが絡む場合がありますので注意しましょう。

レジャー施設の曝気

 元々はダムの湖底や下水処理などの水質改善に使われていた仕組みですが、近年では管理釣り場やゴルフ場の池の水質改善でも用いられるようになりました。

リプル / 曝気装置設置釣り場

● 宮城アングラーズヴィレッジ(群馬)
● 平谷湖フィッシングスポット(長野)

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