
管理釣り場は池や一般河川・湖沼にニジマスなどの魚を放流し、ルアーやフライといった疑似餌で手軽に釣りが楽しめる施設です。1970年代後半のアウトドアブームをきっかけに全国へ広がり、現在では初心者からベテランまで幅広い層に人気があります。
ここでは管理釣り場を大きく4つのタイプに分けて、その特徴や魅力を紹介します。
管理釣り場の形態
ポンド(人工池)

人工的に造成された池で定期的にフレッシュな魚が放流されるため初心者でも釣れやすく、ゲーム性も高いのが魅力です。ポンドタイプの特徴としては…
- 定期的に放流が入り、魚の活性管理がされていて釣りやすい
- 周囲が舗装されていて歩きやすい
- 消耗品販売・飲料販売・休憩スペースなどの設備が整っている
ポンドタイプの釣り場は放流で魚の活性をコントロールしており、確実に魚がいる状況を作っています。消耗品の調達もしやすく、長時間の釣りでも水分補給や小腹を満たす軽食販売もあり、不便さを感じないで目の前の釣りに集中して楽しむ場を提供しています。
ポンドの規模による違い
ポンドタイプは規模によって雰囲気が異なり3タイプに分類されます:
●大規模ポンド(100名以上が同時に釣り可能)
本格的なレイクフィッシングに近い釣り場。目の前の魚を釣る楽しみ方はもちろん、時には状況を考えて魚がいる場所を予測して移動したり、季節ごとのレンジ(タナ)などを探る楽しみ方もできます。一方で経験が少ない初心者にはやや難しく感じる事もあります。
●中規模ポンド(50~100名規模)
放流効果とゲーム性がバランス良く共存。初心者でも目の前の魚を釣る事に集中できます。
●小規模ポンド(50名未満)
池が小さく放流直後の反応が特に良い。釣り場作りのテーマづくりが明確な事が多く、個性が強く専門性の高い釣り場が多いのも特徴です。
複数の池を持つ釣り場では、池ごとにそれぞれテーマを持たせている釣り場もあります。
レイク(湖沼)

自然湖沼やダム湖を利用したフィールドで、より自然に近い環境で釣りを楽しめます。ポンドに比べると放流頻度は低いものの、フィールド攻略の奥深さが魅力です。レイクタイプの特徴としては…
- 自然相手のアプローチが面白い
- ボート使用やウェーディングが必要な場合がある
- 経験を積んだ中級〜上級者向け
レイクタイプの釣り場では闇雲にキャストを繰り返しても簡単にトラウトを釣る事ができません。時にはボートを使って陸からでは届かないポイントに赴き、トラウトを探っていく。根拠を積み上げていった先に辿りついた1尾に巡り合えた時の満足感は格別なものです。
●レイクタイプを検索してみる
ストリーム(渓流・河川)

渓流や河川を活用したタイプで、自治体が認可した漁協が運営することが一般的です。ルアーやフライの他、区画を区切ってエサ釣りに対応している釣り場もあります。ストリームタイプの特徴としては…
- 自然の流れを活かした釣りができる
- C&R(キャッチ&リリース)区間が設けられる場所もある
- 経験を積んだ中級者から上級者向け
渓流や河川の四季の自然を楽しみながらルアーやフライを流す釣り方を楽しむことができます。初心者が行くならはじめは経験のあるベテランと同行を推奨します。
● 渓流区画タイプ(観光釣り堀)
ストリームの一種で、渓流を区画で区切り、1区画を貸し切って利用するタイプです。
こちらは初心者やファミリー層でも気軽に利用でき、近年はルアー・フライ・テンカラ持ち込み可の施設も増えています。

プール

屋外プールのオフシーズン(10月後半〜3月頃)を活用したタイプ。普段着でも気軽に訪れやすく、都市部でも楽しめるため近年人気上昇中です。プールタイプの特徴としては…
- 流れるプール・造波プールなど個性豊か
- レンタルが充実していて初心者向け
- 電車・バスなど利用でアクセスが良い場所が多い
また初心者向けの釣りレクチャーなどにも積極的な釣り場も増えています。
●プールタイプを検索してみる
まとめ
管理釣り場ドットコムでは主に上記4つのタイプで分類しています。目的や利用者の経験によって好み釣り場を検索する事ができます。また上記以外にも違った特徴を持った複数の池を持つ釣り場もあり、テーマパークのように1日中楽しめる釣り場もあります。
【ポンドタイプ】
●大規模ポンドを検索
●中規模ポンドを検索
●小規模ポンドを検索
【レイクタイプ】
●レイクタイプを検索
【渓流タイプ】
●ストリームタイプを検索
●渓流区画タイプを検索してみる
【プール】
●プールタイプを検索
【複合型】
●複数の要素を持つ複合型ポンドを検索



