管理釣り場で放流魚が釣れない時はどうする?

魚が横切って視界を遮ってしまう事も

放流魚が釣れない理由を深堀りする

放流魚の釣り方のセオリー

ニジマスにルアーを発見
 どうして放流魚が釣れないかを知る上で、まずはさらっと放流されたニジマスの釣り方をおさらいします。管理釣り場でもっともポピュラーな放流魚であるニジマスを釣る上で一番重要な事は、ニジマスにルアーを発見して貰う事です。

ルアーを知らないフレッシュなニジマスは…
●明るい蛍光色・金メッキなど派手な色を特に好みます
●大きい振り(ウォブリング)に興味を持ちます

この条件に合ったルアーを使い、適切なスピードと適切なレンジ(タナ、層)を引くことで、ニジマスの興味を引く事が出来ます。そして魚に食い気があればルアーに対してバイト(噛む)し、フッキングに持ち込む事ができれば、あとは寄せの技術次第です(これは別頁で説明)。

他の釣りと同様に、まず放流魚の興味を引く「集魚」と食い気を誘う「喰わせ」を繰り返していき、試行錯誤しながら釣りあげる。そこがエリアトラウト初心者が目指す最初のゴール地点です。

一般的にはニジマスの放流直後は「放流色スプーン」を用いるのがセオリーです。エリアトラウト用品はお近くの釣具店、インターネットショッピングでも販売されています。

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シャース -Shaath- バレンシアオレンジ/裏面ゴールド(ドットコムオリカラ)
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なぜ放流魚がすぐに釣れないのか?

魚が元いた池との環境差が大きい

ニジマスの群れ
目の前に放流された魚が泳いでいるのに全く反応しない。まず考えられるのは水温、濁度、pH値など魚が元いた環境と現状の環境差が大きく、魚が順応するのに時間がかかっているため釣れない事が考えられます。

● 釣り池の中にストック池がありそれを放流する場合 
→ 水の環境が同じまたは近いので放流が効き易い
● 同じ敷地内のストックポンドから釣池に放流する
→ 池の水の環境が同じまたは近ければ釣り易いが異なると釣りにくい。
● 養魚場からトラックで釣り池に放流する 
→ 水の環境が異なるのですぐには釣れない事がある。

 だいたいこのパターンである事が多いです。特に養魚場から直接トラックで放流する場合ですが、養魚場の環境は「ニジマスなどの魚がよく餌を食べる条件が整った条件で育成している」ので、ニジマスたちにとっての最適環境から移動ともなれば少なからず環境変化のストレスが発生します。養魚場からトラック放流する場合は前日放流などで、夜間にじっくり魚を池に馴染んませる時間をつくり翌日の営業開始を迎えるなど工夫がされています。

 もちろん養魚場の環境と池の環境が近ければ放流がすぐに効く事もありますのでケースバイケースですが、環境差が大きくて釣れない場合は、魚が池に馴染むまで待つ=時間で解決する場合が多いです。

魚の活動水温を知っておく

● ニジマス … 5~20℃。10~15℃前後が最適。23℃を超えると衰弱しだす。
●イワナ、ヤマメ(サクラマス)、アマゴ(サツキマス)ニジマスに比べて冷水耐性が高い
●ギンザケ …虹鱒より適水温が低いので冬場よく使われる

 養魚場の話ですが虹鱒がいちばん餌を食べる水温は13℃~16℃くらいと言われています。
 夏場の水温20℃を超える池や真冬の5℃を下回る池への放流した場合は馴染むまで少し時間がかかる場合があります。逆に春先や秋口の水温好適時は馴染みやすい事もあります。

 人間も空調の効いた快適な部屋から、真夏の暑さや冬の寒い中に出たら嫌だなあと思うのと同様に、魚もまた温度に敏感。体温調整機能が人間に比べて劣る魚類ならなおさらです。


 透明度が高い養殖池から、透明度が低い釣り池に移動した場合もすぐには反応しない場合があります。

池の濁りが強い場合の対処法

 池の濁りが強い場合は魚に疑似餌ないし餌を見つけてもらう必要があります。ルアーなら「蛍光色」「金銀」などの色が入ったもの。フライなら管理釣り場用の蛍光色のものなど、出来るだけ発色の良いアピール系のルアー、フライなどを使いましょう。

 また11月~1月頃は池がターンオーバーしやすい時期です。池の表面に切れの悪い泡が浮かんでいるのが目に見える状況だと、水があまり良くない事が多いので、「噴水」「攪拌機」「水の流入口」「水の排水口」などなるべく水の動いている所に移動して釣ると良いでしょう。

竿が届かない場所に逃げている

富岳三十六景
池が広い釣り場では、放流魚が人のプレッシャーを感じて沖に逃げる事もあり、竿が届かない場所に魚が逃げている可能性が考えられます。竿抜けと呼ぶこともあります。
魚が放流ポイントから移動するのが早い場合は、魚がより居心地のいいポイントが他にある事が考えられますので、場所を変えるきっかけになります。

【釣り場を探す】
管理釣り場ドットコムでは小型ポンド|中型ポンド|大型ポンド|レイクエリア|渓流エリア|プールエリア|と釣り場サイズ毎に分類検索ができます。慣れないうちは規模が小さめの釣り場をオススメします。

魚が多すぎて追えないケース

魚が横切って視界を遮ってしまう事も

魚が横切って視界を遮ってしまう事も

釣り池に魚が多すぎても、釣れない理由になるケースがあります。混雑状態の池ではせっかくルアーをチェイス(追跡)していても、魚同士がお互いがぶつかったり、他の魚が横切ってルアーを遮ってしまうと「ルアーを見失う」事があります。

例えば自分がうっかり机の上からボールペンを落としたとします。ボールペンは机の下の目の届かない所に転がってしまいます。人間の感覚だと机の下に手を突っ込んで、探す対象物が見えなくても手探りで探そうとします。

しかしトラウトの場合は興味の対象物(捕食対象)が自分の視界から消えてしまうと、追うのをやめてしまいます。

 このように魚が混雑して追える距離が極端に短い場合は、魚にルアーを見つけて貰った上で空いているスペースにトラウトを誘導するしかありません。

 トラウトの目は上下方向への動きには追随する能力が高いとされていますので、

①群れのやや上めを引く
②多少上下にシャクる
③下から巻き上げる

など「縦方向を意識した釣り」をすると良い場合が多いです。頭の片隅に入れておくといいでしょう。

魚の顔の向きが揃う、流れがある場所を探す

ニジマスの向きが揃う
ニジマスが混雑している状況であっても、一方向に揃って向いている状況を見つける事ができれば、それはあなたにとって大きなチャンスです!

ニジマスが向きが揃えて泳ぐ場所とはどんな場所でしょうか?そう、それは流れのある場所です。ニジマスは流れに逆らって上流の方を向いて泳ぎます。

またニジマスは群れをつくって岸際を回遊する習性があります。この回遊時も向きを揃えて泳ぐ状況です。

 放流後の高活性時に魚の向きが揃った状況では、あなたが投げたルアーに対して2匹、3匹が同時に追ってくる競り喰いが発生しやすく、放流魚を釣る可能性が最も高まる瞬間です!もしそういった状況に出あったのなら、群れを崩さないように慎重に手前から釣るように心がけましょう!

魚が多い場合のヒント動画


Youtube [3:05付近から]

放流魚が釣れない時 まとめ

必ずしも放流後にすぐ釣れるとは限らない

 基本的には放流後は良く釣れる時間になりますが、釣り場環境や時期によって(特に厳寒期や酷暑の時期)は放流が効きずらい事もあります。そんな時は焦らずに放流後に少し時間を置いてから楽しんでみてください。

釣れない時はどうするか?

放流魚が馴染むまで待つ

自動販売機
 放流魚がすぐに釣れない時は魚が池の水に馴染むまで待つのが一番の答えです。いつ馴染むか?は魚に聞くしかありませんが、自然相手の遊びですのでこればかりは魚がヤル気次第です。時間にして10分~3時間程度ですが馴染む時間は元いた池と放流された池の環境差に比例すると言っても良いでしょう。

深さを変えてみる

ニジマス 下からローアングル
 春から夏の終わりにかけては放流後は着水後に巻きだしても問題ない程度に上を引いて良いですが、秋冬から翌春頃までは上記のように居心地の良い水温帯を好む傾向があります。巻きはじめのカウントを徐々にずらしながら、時には思い切って池底まで落としてから巻き上げも試してみましょう。

巻きのスピードを変えてみる

 巻きが早すぎると魚は追いつけないし、遅すぎても食い気を誘わない。いろいろ試してみましょう。およそトラウト用のスピニングリールの1回転の巻き取り量は60~75cm前後です。巻くスピードを1秒2回、1秒1回、1秒半回転など試しましょう。

 また釣る時間を変えてみるのも手です。夏場なら朝、夕方、ナイターなど日射が少ない時間帯。冬場は逆に日が昇って水温が温みだす10時~お昼近くに活性が良くなる場合があります。

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